TOP >> ほーりー 江戸を斬る!>> 浅草編:並木町
ほーりー 江戸を斬る!
ここには「並木町」と書いてあります。暖簾や看板が出ていますから、こちらが門前町として栄えていたことがうかがえますね。じつはここ、日本の飲食店発祥の地なんですよ。 室町時代以前から、街道沿いや、寺社の前に水茶屋が出ることはありましたが、いわゆる“食事”をすることを目的にした店はなかったようです。外出時はお弁当持参が基本だったんですね。しかし、1657(明暦3)年の明暦の大火(江戸市中の大半を焼き尽くした。死者10万人ともいわれる)以降、復興のため、大量の大工人足が地方から江戸の町に流入すると、彼らの空腹を満たすため、手軽な外食産業の需要が急速に高まりました。そこで門前の並木町に登場したのが“奈良茶飯(ならちゃめし)”を出す飲食店。まさに当時の“定食屋さん”だったようです。 ちなみに、ギネスブックに載っている世界最古のレストランは、スペインはマドリードにあるボティンというお店。創業は1725年だそうです。それより早い段階で定食屋さんがあっただなんて、江戸の町って、ほんとうに進んでいたんですねぇ。
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