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ほーりー 江戸を斬る!
桜の季節の清水堂からの眺めは、まさに花の雲の上にいるような風情。眼下に広がる夢のような景色にうっとりとします。
花の雲 鐘は上野か 浅草か(芭蕉)
この句を詠んだ芭蕉が聞いたのは、まさにこの上野寛永寺の時の鐘だったと言われています。
図会の画面右端の方に見える鐘楼がそれ。付近の町々に時を告げる役割を持っていました。江戸における時の鐘の始まりについては諸説ありますが、一説によると徳川家康の江戸城入城以来、城内の鐘楼で明け六つ&暮れ六つの鐘をついて、市民に時を知らせていた、しかし二代将軍秀忠の時に、城内で鐘を衝くのではあまりにもうるさい、ということで、江戸城では太鼓で時を知らせるようにし、町中の数か所に時の鐘を設置させるようになった、ということです。
現在も精養軒の横にある丘を上がった所にひっそりとたたずむ上野の時の鐘は、天明7(1787)年に鋳造された当時の物。木が鬱蒼と茂ってわかりにくい場所にあるんですが、今でも朝と夕方の6時にはちゃんと鐘を鳴らしているんだそうですよ。
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